G-SYNC・FreeSync・HDMI VRRの違いをわかりやすく解説|GPU別に「自分が使えるVRR規格」を確認する方法
G-SYNC対応モニターを買ったのにAMD GPUで効果がない、FreeSyncがNVIDIAでも使えるのか分からない。こういった疑問はVRR規格を一度整理すると解消できる。
3規格はいずれもVRR技術だが、対応GPU・接続方式が異なる。現在は互換性が進んでおりNVIDIA GPUでFreeSync対応モニターを使えるケースも多い。本記事で違いと確認方法を整理する。
G-SYNC・FreeSync・HDMI VRRの違い一覧
- G-SYNC(NVIDIA):NVIDIAが独自開発。G-SYNCモジュール搭載モニターはNVIDIA GPUのみ対応
- G-SYNC Compatible:NVIDIA認定のFreeSync対応モニター。NVIDIAのGPUでFreeSyncモニターを使える現在の主流
- FreeSync(AMD):AMDのオープン規格。Premium・Premium Proの3グレードがある
- HDMI VRR:HDMI 2.1に含まれるVRR機能。PS5・Xbox Series X/Sで使える
- ケーブル:DisplayPort接続がVRRの安定動作に最も推奨される
GPU・接続方式別の有効化手順
① NVIDIA GPU(GeForce)の場合
- NVIDIAコントロールパネル→「G-Syncを設定する」→有効化チェック
- モニターのOSDから「FreeSync」または「Adaptive-Sync」をオン
- ゲーム内またはコントロールパネルでV-Syncをオフ
- 接続はDisplayPort推奨。HDMI接続ではG-Sync Compatibleが動作しない機種がある
② AMD GPU(Radeon)の場合
Radeon Softwareで「AMD FreeSync」をオン、モニターのOSDでも「FreeSync」をオンにする。FreeSync Premium ProはHDRコンテンツ再生中もVRRが機能する上位グレードだ。ティアリングが出る場合はRadeon Softwareのオーバーレイでリフレッシュレートを確認しよう。
③ PS5・Xbox Series X/Sの場合
PS5は「設定」→「スクリーンとビデオ」→「VRR」をオンにする。HDMI 2.1ケーブルとHDMI VRR対応モニターが必要で、非対応モニターに接続するとVRRの項目がグレーアウトする。Xboxは「設定」→「一般」→「リフレッシュレートを変動させる」をオン。HDMI規格とHz出力の関係も合わせて確認しよう。
VRR規格に対応するおすすめモニター
Q1. お使いのGPU・ゲーム機は?
| モニター | G-Sync Compatible | FreeSync | HDMI VRR | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|
| ASUS TUF Gaming VG27AQM1A | ○ | Premium Pro | ○ | 約84,243円 |
| LG UltraGear 27GP850-B | ○ | Premium Pro | ○ | 約49,800円 |
| BenQ MOBIUZ EX2710Q | ○ | Premium | - | 約61,800円 |
ASUS TUF Gaming VG27AQM1A|G-Sync Compatible+FreeSync Premium Pro+HDMI VRRの3規格対応
- 3規格対応でNVIDIA・AMD・PS5・Xbox Series X/Sとすべての接続環境でVRRが使える
- Variable OD搭載でVRR使用時にOver Drive強度を自動調整。ティアリングと逆残像を同時に抑制できる
- HDMI 2.1ポート搭載でPS5/XboxのHDMI VRR接続にも対応
LG UltraGear 27GP850-B|FreeSync Premium Pro+G-Sync Compatible、AMD・NVIDIA両環境で安定して使える定番
FreeSync Premium ProとG-Sync Compatibleのデュアル対応でGPUを乗り換えてもそのまま使い続けられる。HDMI VRRにも対応しPS5/Xboxでも有効。LFC対応でフレームレートが下限を割り込んでもちらつきが出にくい。
BenQ MOBIUZ EX2710Q|FreeSync Premium+G-Sync Compatible対応、3万円台でNVIDIA・AMD両GPU対応
FreeSync PremiumとG-Sync Compatibleの両規格に対応し、NVIDIA・AMD問わず手軽にVRRを有効化できる。HDMI VRR非対応のためPS5/Xbox向けにはVRRは使えないが、PCゲーム用途なら十分な機能だ。
【2026年7月追記】Switch2のVRRはテレビモードで使えない
Switch2の登場で「VRR対応モニターを買うべき?」という相談が増えたので追記します。
結論はシンプルで、Switch2のVRRは携帯モード限定。テレビモードでは使えません。任天堂が公式に認めています。
つまりSwitch2のためだけにVRR対応を条件にする必要はありません。VRRを気にするのは、PS5やゲーミングPCと兼用する場合だけで十分です。
Switch2用モニターの決め方はSwitch2のモニターは4K60かWQHD120かの記事にまとめてあります。
使えません。Switch2のVRR(可変リフレッシュレート)は携帯モードのみの機能で、テレビモード(ドック接続)では働かないことを任天堂が認めています。モニター側がVRR対応でも効果はないので、Switch2目的でVRR対応を探す必要はありません。
リフレッシュレートと解像度です。Switch2のテレビモードは4K60fps・WQHD120fps・フルHD120fpsのいずれかなので、120Hz以上の入力に対応したモニターと付属のHDMIケーブルがあれば足ります。VRRはPS5やPCと兼用する場合にだけ意識すれば十分です。
追記の出典: GAZLOG(任天堂の回答報道)・ギズモード・ジャパン(2026年7月追記)
よくあるトラブルと対策
① G-Sync Compatibleを有効にしたのにVRRが効いているか分からない
- NVIDIAコントロールパネルの「G-Syncインジケーターを有効にする」にチェックを入れるとゲーム画面の隅に動作表示が出る
- ゲーム内でフレームレートを変動させてティアリングが出なければVRRが機能している
- HDMI接続でVRRが不安定な場合はDisplayPort接続に変更すると解決することが多い
② FreeSync対応モニターだがNVIDIA GPUでVRRが使えない
G-Sync Compatible未認定の古い機種か、HDMI接続が原因の場合が多い。DisplayPort接続に変えることを先に試みよう。それでも使えない場合はNVIDIAのサイトでモニターのG-Sync Compatible認定状況を確認する。
③ PS5でVRRをオンにしたら画面がちらついた
HDMI 2.1非対応の環境でVRRをオンにするとちらつきが出ることがある。HDMI 2.1対応モニター+HDMI 2.1ケーブルで接続し直すか、非対応環境ではPS5のVRRをオフにして安定した固定Hz運用を選ぶ。
まとめ:現在はFreeSync+G-Sync Compatible対応モニターがどのGPUでも使いやすい
- □ NVIDIA GPUなら「G-Sync Compatible」認定モニター+DisplayPort接続でVRRが使える
- □ AMD GPUなら「FreeSync」対応モニターをRadeon Softwareでオンにするだけ
- □ PS5・Xbox Series X/SはHDMI VRR対応モニター+HDMI 2.1ケーブルが必須
- □ 迷ったらG-Sync Compatible+FreeSync Premiumのデュアル対応モニターが最も汎用的
- □ VRR有効後はV-Syncをオフにしてティアリング対策をVRRに一本化する

