安物HDMI 2.1ケーブルはやめとけ、4K120Hzが出なくて原因がケーブルだった話
「4K120Hz対応のモニターを買い、PS5を繋いだのに120Hzが選べない。ケーブルをHDMI 2.1と書かれた格安品に交換したはずなのに」。原因を調べると、購入したケーブルがHDMI 2.1の認証を取得していない製品だった。
HDMI 2.1の名称は商標登録されているわけではなく、規格外の帯域しか持たないケーブルでも「HDMI 2.1」と表記して販売できてしまう。4K120Hzには48Gbpsの帯域が必要だが、認証なしの安価なケーブルはこの帯域を満たしていない場合がある。本記事では信頼できるHDMIケーブルの選び方と、接続トラブルの原因がケーブルかどうかを切り分ける方法を整理する。
「HDMI 2.1」表記は帯域の保証ではない
- 4K120Hzに必要な帯域:48Gbps(HDMI 2.1の最大帯域)
- 「Ultra High Speed HDMI」認証:HDMI フォーラムが48Gbps帯域を第三者機関で検証した証明
- 認証なし「HDMI 2.1」表記ケーブルは実際の帯域がHDMI 2.0(18Gbps)相当の場合がある
- 症状:4K120Hzが選べない・画面がブラックアウトする・解像度が自動で落ちる
正しいHDMIケーブルの選び方
① Ultra High Speed HDMI認証を確認する
- 購入時:「Ultra High Speed HDMI Cable」または「HDMI 2.1 認証」と明記された製品を選ぶ
- パッケージ確認:「48Gbps」「Ultra High Speed」のロゴまたは認証QRコードが印字されているか
- 信頼できるメーカー:Belkin・Anker・Cable Matters・UGREEN などは認証取得品を販売している
- 価格目安:1.5〜2m の認証済みケーブルは1,000〜3,000円程度。極端に安い製品は疑う
② 長さと帯域の関係
2m以下はパッシブケーブルでも48Gbps対応品が多いが、3m以上になると安価品では帯域が足りないケースが増える。5m以上はアクティブケーブル(信号増幅回路内蔵)推奨。長くなるほど認証品を選ぶ重要性が上がる。
③ ケーブルが原因か切り分ける方法
別のポートに差し替えて試す。それでも改善しない場合は手元の最短ケーブルで繋いで確認する。4K60Hzは通るが4K120Hzが出ないならケーブルの帯域不足が濃厚。PC・PS5を入れ替えて機器側の問題かも同時に切り分ける。
HDMI 2.1対応モニター おすすめ2選
Q1. 何に繋いでいる?
| モニター | HDMI版数 | 4K120Hz | PS5対応 | HDR | 価格帯 |
|---|---|---|---|---|---|
| LG 27GP950-B | HDMI 2.1 | ○ | 4K 120Hz | DisplayHDR 600 | 約80,000円 |
| ASUS ROG PG27UCDM | HDMI 2.1 | ○ | 4K 120Hz | OLED HDR | 約200,000円 |
LG UltraGear 27GP950-B|HDMI 2.1ポート搭載でPS5・PCどちらも4K120Hzを確実に通せる
- HDMI 2.1ポートを搭載。Ultra High Speed認証ケーブルとの組み合わせで4K120Hz + HDRが安定して出る
- PS5のHDMI 2.1出力をフルに受け取れる。ケーブルだけ正規品に変えれば問題が解決するケースが多い
- Nano IPS パネルで発色も自然。ケーブルトラブルを解消した後の映像品質の満足度が高い
ASUS ROG Swift PG27UCDM|HDMI 2.1+DP 2.1搭載でケーブル規格による制限を根本解消
HDMI 2.1とDP 2.1を両搭載しており、接続規格の選択肢が広くケーブルの選び方で悩む場面が少ない。OLED パネルで4K 240Hz対応。この価格帯では付属ケーブルも規格品が同梱されることが多く、接続トラブルが起きにくい。
よくあるトラブルと対策
① 4K120Hzの選択肢がない・グレーアウトしている
- 症状:設定で4K120Hzが選べない、または選んでも映像が乱れる
- 原因:ケーブルの帯域不足が最も多い原因。次いでモニター側のポートがHDMI 2.0の場合
- 解決策:Ultra High Speed HDMI認証ケーブルに交換する。モニターの仕様でHDMI 2.1ポートの場所を確認し、そちらに差し替える
② たまに画面がブラックアウトして復帰する
症状:ゲーム中に一瞬画面が消えてすぐ戻る動作が繰り返される。原因:ケーブルの帯域ギリギリで動作しており、信号が不安定になっている典型症状。解決策:認証済みケーブルへの交換で解消するケースが多い。交換後も続く場合はポートや機器側の問題を疑う。
③ ケーブルを変えたのに改善しない
症状:Ultra High Speed認証ケーブルに変えても4K120Hzが出ない。原因:モニター側のポートがHDMI 2.0、またはPS5・PCのHDMI出力が2.1非対応。解決策:モニターのHDMI 2.1ポートへ差し替える(ポートによって規格が異なる機種がある)。それでも出ない場合は機器側の仕様を確認する。
まとめ:HDMI 2.1ケーブルは「Ultra High Speed」認証品を選ぶ
- □「HDMI 2.1」表記だけでは帯域の保証にならない
- □「Ultra High Speed HDMI」認証マークが帯域48Gbpsの証明
- □ 4K120Hzには48Gbps対応ケーブルが必須
- □ 極端に安いケーブルはHDMI 2.0相当の帯域しかない場合がある
- □ ブラックアウト・解像度が落ちる症状はまずケーブルを疑う
- □ 3m以上ならアクティブケーブルか認証品を必ず選ぶ

