34型のQD-OLEDで最後に残る2台が、ASUSのPG34WCDNとAlienwareのAW3426DWです。どちらも文字のにじみを消したRGBストライプ配列で、ここで差は付きません。

差額は約11万円。払って手に入るのは360HzとDP2.1a、USB-C 90W給電とKVMの4つだけで、画質と文字の見え方はほぼ同じです。

だからRTX 5080以上でFPSを回す人か、ノートPCも1本でつなぎたい人がPG34WCDN。それ以外はAW3426DWで11万円が残ります。買いやすさが逆転している事情も含めて書きました。

\ この記事で比べている2台です / 🛒 AmazonでPG34WCDNを見る → 🛒 AmazonでAW3426DWを見る → 文字のにじみはどちらも出ない。差は速さと端子と値段

▶ まずは動画で、AW3426DW側の注意点を見ておく

日本語のレビュー動画です。安いほうの弱点を先に知っておくと、差額11万円の意味が分かりやすくなります。

先に結論。同じRGBストライプ世代だから、差は速さと装備と値段だけ

結論:360Hzを使い切るか、USB-C1本でノートもつなぐならPG34WCDN。それ以外はAW3426DWです。

2台のパネルはどちらもSamsung Displayの第5世代、Penta Tandem構造のQD-OLEDです。サブピクセルは縦一列のRGBストライプで、Dellはこの配列をV-stripe RGBと呼んでいます。

つまり文字のふちの色ずれは、両方とも出ません。黒の沈み、色の鮮やかさ、応答速度も同じ土台なので、店頭で並べてもほぼ見分けが付かないはずです。

  • 同じもの:パネル世代、RGBストライプ、1800Rの曲面、3440×1440、3年の焼き付き保証
  • PG34WCDNだけ:360Hz、DP2.1a、USB-C 90W給電、KVM、SDRの明るさ
  • AW3426DWだけ:11万円安い、Dell直販で在庫が安定、HDMI 2.1が2基
初心者
初心者
同じパネルなのに11万円も違うんですか?
差は速さと端子です。使い切れる人だけ払えばいい差です。

📱 買い替えた人の声(Xより)

1つ前の世代からAW3426DWに替えた人の投稿。文字とHDRの改善は、安いほうでも同じように起きています。

PG34WCDN単体の実力と、文字のにじみの検証はPG34WCDNの単品レビューで詳しく書いています。この記事は2台の分かれ目だけに絞ります。

360Hzと280Hz、端子、明るさ、買いやすさで比べる

結論:差が出る軸は4つ。画質はどれにも入りません

280Hzと360Hzの差を使い切れるのは、RTX 5080以上で競技FPSをやる人だけ

3440×1440で360fpsを出すには、設定を落とした競技系FPSでもRTX 5080級が要ります。重いゲームでは5090でも届きません。

RTX 5070前後なら出せるのは200fps前後で、280Hzのほうにも余裕が残ります。この場合、2台の体感差はほぼゼロです。

TechSpotのレビューも、AW3426DWは360Hzの上位機とほぼ同じ性能と書いています。速さの差は、数字ほど体感に出ません。

ASUS ROG Swift OLED PG34WCDNの正面。360HzのRGBストライプQD-OLED

▲ 360Hzを使い切れるのはRTX 5080以上の人。それが PG34WCDN を選ぶ最初の条件

DP2.1aとUSB-C 90W給電、KVMは、PCとノートを1台で回す人に効く

PG34WCDNの端子はDP2.1aとHDMI 2.1、それにUSB-Cです。USB-Cは映像入力と90Wの給電を兼ねるので、ノートPCはケーブル1本で済みます。

AW3426DWはDP1.4が1基とHDMI 2.1が2基。USB-Cは15Wの給電と周辺機器用で、映像は入りません。ノートをつなぐならHDMIかDPのケーブルが別に要ります。

KVMはPG34WCDNだけの装備です。2台のPCを1組のキーボードとマウスで切り替える人には、この端子まわりの差が11万円の中身になります。

DP2.1aが要る場面は限られます。DisplayPortケーブルの1.4と2.1の記事で、自分に必要か確かめてください。

明るさとHDRはピーク1300nit級で同じ。常用のSDR輝度で少し差が出る

HDRのピークはどちらも1300nit級で、認証もどちらもDisplayHDR True Black 500です。夜のシーンの光り方に差はありません。

差が出るのはSDRの常用輝度です。Tom’s Hardwareの計測でPG34WCDNは500nitほど、AW3426DWの公称は300nit。明るい部屋でブラウザや表計算を開く時間が長い人ほど、この差を感じます。

ただし白い画面で自動的に暗くなる仕組みはOLED共通です。仕事の時間だけ均一輝度をオンにする使い方は、2台とも同じです。

買いやすさが逆転する:AW3426DWはDell直販、PG34WCDNは1〜2か月待ち

普通は高いほうが在庫豊富ですが、この2台は逆です。PG34WCDNは8月14日の発売後、量販店でもASUS Storeでも在庫が付かない状態が続きました。

📱 品切れの声(Xより)

PG34WCDNは発売から2週間たっても店頭に在庫が付きませんでした。

Amazonは9月2日時点でASUS公式出品が1〜2か月以内の発送。急ぐ人は楽天やヨドバシの入荷通知を併用することになります。

AW3426DWはAmazonが在庫切れの一方、Dell直販で12万4980円から安定して買えます。価格.comの取扱店はDellだけなので、買うならDell直販が基本です。

Alienware AW3426DWの正面。第5世代QD-OLEDで280Hz、Dell直販が主な買い方

▲ Dell直販で安定して買える AW3426DW。Amazonは在庫切れが続く

項目PG34WCDNAW3426DW
パネルと文字第5世代 RGBストライプ第5世代 RGBストライプ(同じ)
速さ360Hz 0.03ms280Hz 0.03ms
端子DP2.1a/HDMI 2.1/USB-C 90W/KVMDP1.4/HDMI 2.1×2/USB-C 15W(映像なし)
明るさSDR約500nit/HDR1300nit級SDR300nit/HDR1300nit
値段と買い方23万円台・1〜2か月待ち12万円台・Dell直販

PG34WCDNかAW3426DWかがわかる30秒診断

つなぐPCとノートの有無と差額の感覚を選ぶだけ。2台のどっちを買えばいいかが出ます。

どっちかがわかる30秒診断
Q1 つなぐPCのGPU → Q2 ノートも1本で → Q3 差額11万円 → PG34WCDN・AW3426DWから1つ
⚡ 30秒
STEP 1 / 3かんたん3問
1
2
3

Q1. つなぐPCのGPUは?

👇 選ぶと次の質問へ

おすすめの2台と、型番の罠1つ

結論から:速さと端子を使い切る人はPG34WCDN、それ以外はAW3426DW。もう1つ、間違えて買いやすい型番があります。

PG34WCDNは、360Hzと端子まわりを使い切る人の1台

RTX 5080以上で競技FPSを回す人、ノートPCをUSB-C1本でつなぎたい人、2台のPCをKVMで切り替える人。この3つのどれかに当てはまるなら、11万円の差に意味があります。

弱点は納期とスピーカーが無いこと。届くまでの1〜2か月を待てるかも、条件に入れてください。

AW3426DWは、同じ画質を11万円安く手に入れて在庫で待たない選択

パネルも文字の見え方も曲面もPG34WCDNと同じ。280Hzで足りて、つなぐのがデスクトップだけなら、こちらで困ることはほぼありません。

X上ではTNの240Hzから乗り換えて「見える世界が変わった」という声や、前の世代から替えて文字とHDRが綺麗になったという報告が出ています。

📱 乗り換えた人の声(Xより)

TNの240Hzから乗り換えた人の一言。280Hzでも見え方の変化は十分に大きいです。

Amazonに残るAW3425DWは旧配列なのに、値段は新型とほぼ同じ

Amazonで「Alienware 34 QD-OLED」を探すと、在庫があるのは1つ前のAW3425DWです。12万8800円で、新型のDell直販とほぼ同じ値段。

ただし中身は第4世代の三角配列で240Hz。文字のふちの色ずれは残ったままです。この記事の目的で買うなら、型番の末尾が「6DW」であることを確かめてください。

旧型のAlienware AW3425DW。三角配列で文字のふちの色ずれが残る

▲ 見た目はそっくりな旧型 AW3425DW。末尾「5DW」は三角配列のまま

■ こんな人にはどちらもおすすめしません。PS5が主な人です。PS5は21:9出力に対応せず、34型の横長は左右が黒帯になります。PS5とウルトラワイドの記事から16:9の4Kを選び直してください。

■ OLEDの焼き付きが怖い人は、同じ34型でVA液晶のAW3426DWMとの比べ方の記事を先に読むと、6万円台の選択肢が見えます。

買った後に出やすい困りごと3つ

AW3426DWのUSB-Cにノートをつないでも映らない

症状:USB-Cケーブルでノートをつないだが画面が真っ暗。

故障ではありません。AW3426DWのUSB-Cは給電と周辺機器用で、映像入力に対応していないためです。

  1. ノートのHDMIかUSB-Cから、HDMI 2.1の端子へつなぎ直す
  2. USB-Cしか無いノートは、USB-CからHDMIへの変換ケーブルを使う
  3. 1本で済ませたいなら、USB-C映像入力のあるPG34WCDN側を選び直す

PG34WCDNで360Hzが選べない

症状:設定に360Hzが出ず、240Hzで止まる。

ケーブルの帯域不足かDSCが無効になっているのが原因です。HDMI側は上限が下がるので、DisplayPortでつなぎます。

  1. 付属のDPケーブルか認証済みのDP2.1ケーブルに替える
  2. GPUのドライバを最新にして、モニター側のDSC設定を確かめる
  3. それでも出ないなら、GPU側の端子がDP1.4以上かを確かめる

VRRをオンにすると画面がちらつく

症状:フレームレートが揺れる場面で明るさが波打つ。

OLED共通のVRRフリッカーで、2台とも起きます。フレームレートの変動が大きいほど目立ちます。

対処はゲーム側のフレームレート上限をモニターの少し下に固定すること。それでも気になる場面だけVRRをオフにします。詳しくはOLEDのVRRちらつきの記事が使えます。

決める前に7つだけ確かめる

  • □ パネルと文字の見え方は同じ。文字のにじみで選ぶ理由はない
  • □ 360HzはRTX 5080以上でしか使い切れない
  • □ USB-C1本でノートをつなぐなら、映像入力のあるPG34WCDNだけ
  • □ SDRの明るさはPG34WCDNが上、HDRのピークは同じ
  • □ 買いやすさは逆転。AW3426DWはDell直販、PG34WCDNは待つ
  • □ Amazonに残るAW3425DWは旧配列。末尾「6DW」を確かめる
  • □ 速さと端子を使うならPG34WCDN、それ以外はAW3426DWをAmazonで見る
文字の見え方に差はある?

ほぼありません。どちらも第5世代パネルのRGBストライプ配列で、色ずれは2台とも消えています。

曲率は同じ?

同じ1800Rです。旧型PG34WCDMの800Rとは別物です。

焼き付き保証はどちらが長い?

どちらも焼き付きを含む3年保証で、差はありません。

AW3426DWはUSB-Cでノートをつなげる?

つなげません。USB-Cは15W給電と周辺機器用です。1本でまとめたいならPG34WCDNです。

※当サイトの個人的見解です。商品の評価は使用環境・個体差により異なります。更新日:2026年9月2日

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